貴金属変動の理由
初めまして。
今回からレポートを書かせていただくこととなりました、伊吹と申します。
よろしくお願い致します。
私自身は貴金属を扱う仕事をしております。
なので今回金相場について書かせていただこうと思います。
ご存知の通り金やプラチナ、銀などは相場が日によって変動しております。
一昔前までは金よりプラチナの方が高かったのでプラチナの方が高価なものと思われてる方が多いと思います。
しかし10年ほど前からプラチナの価格が下がり続け、今では金とプラチナでは金の方が高値となり、金は2020年8月現在過去最高値となっております。
まずはプラチナについて触れてみたいと思います。
値下がりした理由は色々とあるのですが、一番大きな理由としてはディーゼル車の売れ行きが下がった為だといわれています。
ディーゼル車の部品には多くのプラチナが使われておりディーゼル車の売上げが下がると共にプラチナの需要が縮小し価格も下がるという仕組みです。
プラチナが下がったことに目をつけ業績を上げた企業があります。
それがマツダです。
マツダは今までティーゼル車はトラックなどの企業向けの車に多かったのですが、一般家庭向けとしてディーゼル車を発売しました。
それがCXシリーズです。
人気のSUV車ということもありプラチナの値下がりを利用して生産コストも削減でき、尚且つ一般家庭向けのディーゼル車というライバルが少ない市場で爆発的に売れました。
しかし自動車業界の今後はEV化がどんどん進むので、ますますプラチナの価値は下がる一方だという見方がされています。
それに比べて金は爆発的に値上がりし、2020年8月現在過去最高値となっております。
次回は金について触れてみたいと思います。
次回へ続く。