貴金属変動の理由 ②

伊吹祐輝 私のビジネスについて


前回はプラチナについて書きましたので今回は金について書かせていただきます。

 

 

私たちの身近なところで言えば、指輪やネックレスの様に宝飾品として使われることが多いため、金とプラチナは近しい存在と思われる方も多いのではないでしょうか?

 

 

しかし、実は投資や資産という観点から見れば金とプラチナは全くの別物です。

 

 

プラチナの用途は色々ありますが、前回にも述べた様に、主には産業用資材であり、ディーゼル車の部品に使われることが多いので、ディーゼル車の売れ行きが不調の為プラチナは価格が下がっているというのが現状の大まかな流れです。

 

 

EV化が進む自動車産業ですが、もし今後EV車を超えてFCV車(水素自動車)が普及すればまたプラチナは価格が高騰するとされています。

 

この様にプラチナは価格変動が比較的読みやすいのが特徴です。

 

それに比べ金は世界共通通貨であり世界共通資産であると言われています。

 

通貨と言われるとオーバーの様に聞こえますが、実際に金は通貨として過去に各国で用いられてきました。

 

 

石器時代こそお金といえば石でしたが、その後日本では大判や小判の様にお金として金を使っていたました。

 

世界中では金貨として使われていました。

 

 

今は限られた天然資源のため通貨として使われることはほとんどなくなりましたが、トレジャーハンターがバミューダ海域に潜って必死に金を探したり、クフ王や名だたる王の墓から大量の金が出てきたり、現代では形を変えているものの今も昔も金は価値のあるものとされています。

 

 

しかし金はプラチナと違い非常に価格変動が読みにくいとされています。

 

色んな世界情勢が絡み合い価値が変動するからです。

 

先ほど金は世界共通通貨と言われていると書きました。
通貨といえばドル、円、ユーロ、元、などさまざまな通貨があります。

 

FXで世界通貨の変動を勉強しても100人が100人全員が儲けられる訳じゃないのと一緒です。
金も通貨の様なものなので予想するのが困難なのは説明がつきます。

 

 

ただそんな予想が難しい金が、2020年8月現在過去最高値となっり、今後も爆発的に値上がりすると予想されています。

 

アメリカの某経済誌が2022年頃に金は1グラムあたり100ドルを超えるであろうという記事を書きました。

円の価値が大幅に下がらなければ約1万円を超える見込みです。(現在は1グラム約7200円程)

もし仮にその通りになれば、1kgの金を72万で買って2年後に100万以上で売れるということです。

今でこそ1gあたり7200円程度ですが、10ヶ月程前までは1gあたり5500円程度です。

投資はかじったことある程度のひよっこの私でも驚愕の数字ということは理解できます。

 

 

さらについ先日アメリカの有名な投資家、ウォーレン•バフェットが金に巨額の投資をして大騒ぎになりました。

 

なぜ大騒ぎかと言うと、ウォーレン・バフェットは株や不動産などの投資で財を成しましたが、金の投資を一切してこなかったのです。

金の投資をする奴はバカだと長年言い続けて金投資を相当嫌っていました。

 

バフェットが手のひらを返す程今後注目の金相場。
それほどまでに金が上がると予想されてるその理由とは・・・?

 

 

 

次回に続く