プレってamazonで18000円になってる本が実家に

Teru カラダと健康 最近読んだ本 私のビジネスについて


あった。

栄養学に関する本だ。

 

 

栄養学に関する本は通常日進月歩の世界なので、古いものは価値がないものが多いが、いくつかのものは異なる。

 

 

ひとつはゲルソン療法関連の本だ。中古で2000~4000円くらいで売れるものが多い。

これらの本も実家にある。売らないけど。

 

 

で、プレ値で18000円になっていた本というのは、なんと1980年代に書かれた「健康になるための栄養学早わかり」という本だ。

 

 

タイトルからして、実家で見つけたときは速攻捨てようかと思った。

古いビタミン、ミネラルの話など時代遅れ過ぎて役にたたないから売っても二束三文だろう。とおもったからだ。

 

が、著者がロジャーウィリアムスと書いてある。ロジャーウィリアムス?ん、なんか聞いたことあるような名前だな。

 

ちらっと本をみてみると、もともとの著作は1960年代に書かれて、83年に日本語翻訳されたものだとある。

相当内容が古い。。

 

 

が、ロジャーウィリアムスの本をちょっと読み始めて思い出した!!!

 

 

あ、この人!パントテン酸を発見した人じゃん!!!

 

 

暫く本を読み進めてみたら、案の定パントテン酸の話がちょいちょい出てきた。

謙遜にも本人が発見したとは著書内では言っていないのだが。

 

 

しかし、これで合点がいった。ロジャーウィリアムスなら、確かに栄養学において偉大な人だから、プレ値になっていても理解できる。

今はモノレートが使えないので、DELTAで販売履歴を調べると17000円代で1か月前に売れている形跡がある。

うむ。これは売れるな。ちなみに定価は880円。

 

 

 

さて、一通り最後まで読んでみて、やはり非常に良書であることがわかった。

 

売るのやめた。

 

 

YOUTUBEで本要約チャンネルとかあるけど、こういうプレ値で通常手に入らない本をやったら読者獲得できそう。とか思ったりして。

 

 

 

ちなみに、1960年代なので、まだ栄養学が始まったばかりともいえる。

とはいえ、多くの動物実験を通してビタミンや各種栄養によって、病が治ったり、または病になったりすることを確認しているので、読むと非常にためになる。

とはいえ、ロジャーウィリアムスが著書の中で重ね重ねいっているのは、動物実験の結果がそのまま拡大して人間に適応されるわけではない。ということだ。

 

 

しかし、人間に無関係とはいえないという答えである。

 

 

また人間での実験はやるつもりもないと。

なぜなら、彼は犬にパントテン酸(ビタミンB5)の入っていない食事を与え続けたら、ある日突然予兆もなく死んでしまったのを体験しているからだ。通常、なにかの栄養素が入っていない欠乏食をラットやウサギなどに与え続けると体に変調を起こしてから動物たちは死ぬのだが、パントテン酸を犬で実験したら前日までなんの不調もなかったのに、翌日突然死んだのだ。

 

それをみて、とうてい人間に同じ実験などできないと。。そりゃ怖い。

 

 

とはいえ、当時の実験で最近プチ断食で長寿遺伝子が活発化するという話をよく聞くが、長寿遺伝子が発見されるはるか60年以上まえに、彼の著書に、ウサギで食事の量を減らしたグループといくらでも餌を食べられる環境のグループで寿命を比較したら、食事量が少ないグループのほうが1.3倍くらい長生きしたという話も出てくる。そんな昔からわかってたんか~い!

 

 

ひとつ、謎なのは彼が研究に打ち込めたのは、バックに彼を経済的に支えている人がいたのだが、なんとロックフェラー財団なのだ。。。

 

 

え~~!なんで??ロックフェラーなんて、世の中を遺伝子組み換えと農薬と薬物だらけにして金もうけしてる人たちなのに、当時はなにか金になると思ったかロジャーウィリアムスを助けていたのか!でもこの本もメジャーじゃないし、続編がないのをみると、ロジャーウィリアムスは最終的には厄介者扱いされたのかな~。わからん。

 

 

実はこれはライナス・ポーリングにも言える。ビタミンCの大量投与で風邪が治る、ガンが治ると言ってノーベル賞を2回とったのだが、彼のバックもロックフェラー財団なのだ。いまいちなんかよくわからん。。

 

 

なんの話だっけ?そうそう。

18000円のプレ値の本。「健康になるための栄養学早わかり」

もし古本屋とかで見つけたらラッキーですよ。参考までに~